「チミのデキのいいオツムなら一生賭けてもシェリィドラッグは理解出来ん」
わたしは昔から枠の中に文字を収めるのが非常に不得意である。
初めに枠の大きさが分かっていながら文字の大きさを調整することが出来ず、妙なところで改行したり最後の文字が入り切らずに良く履歴書をダメにする。
なので極めて文字を丸くしたり小さくすることによってそれを回避してきた。
しかし働くようになって、このデジタルの時代にアナログ手書きを要求されることが多くなるとこれはまた大きな問題になり、各種書類だったり社内で提出するものに関してまたこの問題が付いて回ることとなった。社会人として丸文字や小さな文字はあかんと思いつつもそういうことをしないと収まりきらないし、収まったとしても非常に不格好である。こういうことを繰り返しているうちにわたしは自分の文字というものがめっきり分からなくなった。
昔から相貌失認に似た症状もあり、空間認知にはなんらかの異常があるとは知っている。
だがまあ、なんとかなってたので気にしなかったのだが。
最近はそれをすぐ病名や障害にしたがる傾向にあり、なんとかなるんだったら別にいいんじゃないかと思うようなものでも名前をつけたがる。まあこれに名前をつけるなら認知症じゃねえのかね。でも昔からだからな。認知症がボケ老人の言葉になったのは最近のことだと思うしそもそも認知症という言葉すら最近出来たもんだからよくわからんね。
なんでもかんでも病名にするのは良くない。
もしこれで困ったとしても今はデジタルの時代じゃと言い切ればいい。
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