「チミのデキのいいオツムなら一生賭けてもシェリィドラッグは理解出来ん」
親戚……親族なのか、血の繋がりはあるというか、まあよくわからん人たち。わたしの親戚なんて片手で数えられるくらいしか居ないはずなのにその片手がボロボロ死んでゆく。コンヤガヤマダをもう何回も聞いた気がする。というか、きみたち、死ぬときは連絡よこすんだね、いままで何があっても連絡してこなかったくせにさ。こちらからの連絡は遮断するくせにさ、見ないふりをし続けるくせにさ。
分かってるよ、我が家は異常だ、関わり合いたくないんだろう。
でも死んでしまうからその前にひと目くらいはっていう温情なんでしょう。
それは、薄情だよ。
どうせ葬儀には参列できない。
弔うことも出来ない。
なのに死だけ見せつけられる。
うらやましすぎて、うらやましすぎて、喉から手が出そうだ。
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