「チミのデキのいいオツムなら一生賭けてもシェリィドラッグは理解出来ん」
(ちなみに最近スプラッタとかホラー映画は見ていない)
ある男の両親に、女が三人組で会いに行った。
一人は彼女。妊娠中。
一人は元彼女。
一人はれんちゃん。(なぜだ)(れんちゃんはオリジナル小説の子)
会いに行った理由は結婚報告云々とかまあそんな感じなんだろうけれど、
なぜか夜に会いに行っているし、父親が水槽に向かってひっきりなしに喋っている。
水槽には一見ゼリー状のものが入っているが、よくみると肉塊で、神経も一応あって、
それが蠢いて血しぶきが飛ぶ。
水槽はいくつもあって、少なくとも目視では八つほど確認できる。
母親はにこにこと、否にたにたと笑いながら現彼女をぐうるりと舐めたように見てから、
「あなたじゃ足りない」と耳元でぼそっと言った。
現彼女は一瞬放心したようだが数秒してハッとした顔になり、わっと泣き出した。
そのまま母親は元彼女の傍にも歩み寄る。元彼女が身をすくめた。
「あなたなら足りるのに」と同じようにぼそっと言うが、顔は慈愛に満ちた笑顔だった。
最後にれんちゃん(なんで)に歩み寄った時、母親はもう満面の笑みで、
「あなただったら大歓迎!」と子供みたいにはしゃぎながら両手を叩いていた。
どうやら肉塊を産めるかどうかの判断をしていたらしく、霊的に強い嫁が欲しいようで、
うんたらかんたら。
肉塊の描写だけがやたらリアルだったんだけど、最近スプラッタ映画見てないのよねえ。
血しぶきとか、血のにおいとか、結構リアルだから困っちゃうわ。
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