「チミのデキのいいオツムなら一生賭けてもシェリィドラッグは理解出来ん」
手帳。精神障害者保健福祉手帳の話。
取得から一年経ちました。
既に何十年患っているわたしが何故今更手帳を申請し取得したかというと、確定申告時の障害者控除のためです。ちなみに障害者手帳は障害年金を貰っている場合年金証書のみで申請出来るのでとても楽です。そしてほぼ間違いなく通ります。難易度的には年金の方が上なんですね。でも年金貰ってるイコール手帳持ちではないわけです。逆も然り。手帳と年金はあくまでも別物で、手帳は障害福祉ですが年金は年金事務所が管轄になります。とてもめんどう。
メリットデメリットの話なんですが、ぶっちゃけ特にメリットはありませんでした。
いちおうやろうとしたことと、出来なかった理由も書いておきます。
1、障害者求人に応募しようと思ったら、
ハロワの障害者求人に応募しようと窓口に行ったら医師の意見書を求められました。知らなかったものでどうすればいいか聞いたところ、就労状態を書いたものを貰ってこいとの事。料金は自費。そして意見書がなければ応募すら出来ないとの事。わたしは医師に手帳を取得したことを話していなかったのでそのように窓口に説明したところ、ご相談の上又来てくださいと。
殆どの企業はハロワを通じて障害者求人を出しているけれど、自社のHP等で募集しているところや転職サイト等もあるので、それに応募したところ、
「精神二級でっせ」
「死んでください(お祈り申し上げます)」
と速攻返事が来るので、障害者雇用は身体と発達オンリーだとひしひし感じました。
精神二級は書類上就労不可ですけんね……。
(だから意見書が必要なのだが意見書を書いてもらうと矛盾が生じてしまうので依頼できないと思っている節があります)
2、公共のサービスを割引して利用すると、
自宅周辺のバスで一部料金軽減されるサービスがあるのだけれど、そのバスに乗る時が手帳更新時のみなので、なくてもまったく困らないことに気付いてしまいました。
その他携帯とかも安くなるらしいですが今でさえガラケー使いで相当安いので意味なし。
3、確定申告時の障害者控除について、
大本命。まあ名目上の話。ざっくり簡単に説明すると社保含めても200万くらいまでの収入だったら非課税になるよっていう反則的な控除なんですが割と落とし穴が大きかったです。
まあまずそんなに稼いでたら税金払えるよね。
あと会社にばれずにやるのは難しいからばれないギリギリだと、恐らく控除使わなくても非課税よね。
障害者雇用でこんだけ稼いで非課税ヒャッホウとか少しでも思ってた一年前の自分、殴りたい。
そんなわけで手続きだけ増えてメリットの全くない一年間でした。
デメリットらしいこともありませんでしたがメリットもまったくありませんでした。
まあでも最たるものと言えば、手帳は簡単に取得できるし簡単に返還できるのにも関わらず、手続き上「手帳持ち=障害者」「手帳なし=障害者であらず」という社会認識があるというのが実感できたということですかね。税金関係は顕著です。物事の本質を全く見ていない行政判断、精神の未来はひたすら暗いです。
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