「チミのデキのいいオツムなら一生賭けてもシェリィドラッグは理解出来ん」
前の薬剤師と患者の別パターンの会話なのだけれど、
薬「最近困ってることはありますか?」
患「お金がありません」
薬「大変ですね」
というのもありました。会計は五千円くらいでした。
役所にはまほうのじゅもんがいくつか存在します。
そもそも役所というのは〇〇課に自分の足で行って、自分の口から「〇〇という制度を受けたいです」と言わなければまったくもって向こう側からのアプローチやヒントなどは存在しない仕組みになっています。ついでに言えば〇〇という制度を受ける→〇〇の制度が解禁される→〇〇が付随して受けられるみたいな複合クエストもありますがヒントはありません。
ソーシャルワーカーとかケースワーカーに相談すればいいじゃん? とか思うかもしれないんですが、情弱にはそれがわからないんですよ。わたしも「奨学金制度」という「存在そのもの」を知らなかったので取っ掛かりすらない情報弱者には不可能なんです。
お金がない人は自立支援を受ければ自己負担が一割になります。東京だと無料です。
でもそれは、窓口では教えてくれないし、まほうのじゅもんを自ら唱えない限り、受けられません。
その存在を知り、調べて、受けに行く。
お金がないことを自覚し、どうにかならないかと思案し、もしかしたらと調べてみる。
精神障害には難しいステップです。
そもそも改善策があるかもしれない、と考えられる時点で困窮はしてないんだよね。出口が自ずと詰まっていくのが社会的不安なので、改善策や解決策があるかもしれない抜け出せるかもしれないと考えられる人というのは迷宮入りしてないんだよね。まほうのじゅもんも簡単に見つけられる。本当に必要な人には見つからないまま。
現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。