「チミのデキのいいオツムなら一生賭けてもシェリィドラッグは理解出来ん」
俗っぽい話になるのだけれど、少し前に魔法少女まどかマギカを見たときの巷の感想に対するわたしの感想なのだけれど、あれ結局セーラームーンを超えられなかったし、目新しいものは何一つなかったと考えていいと思う。
まどマギで一番重要、というか謳い文句は、魔法少女というピンク色あふれる世界の住人が実は絶望に染まる魔女だった、とかその落差で戦いたかったんだと思うんだけど、そもそも魔法少女がピンク色のほんわか平和なお花畑の住人だって思っているのはセーラームーンを見たことない人の感想だと思う。だからまどマギを見て、ただの魔法少女ゆるふわアニメだと思ったのに……という人はそもそもアニメをそんなに見てない人だというのが感想。
脚本が虚淵だから絶望シナリオ! とか息巻いていた人も居たけど、なんつーかね。
セーラームーンってまず全滅してるんですよ。劇場版でも全滅。アニメ版でも主人公以外全滅。いやもう死ぬ、めっさ死ぬ。でも主人公うさぎがチーターなので死んでも生き返れるんですが、そんなことはどうでもよく、仲間が死んでいくときの絶望感がほんとうにきつい。そんなことをまどマギは超えることが出来なかった。繋がりの薄い女の子だけ出してりゃそらそうさ。線つけて肉つけて、魂つけてそれで死んでるんだから視聴者は絶望するわけだ。(そしてクレームが入るわけだ)
端から恋人が居たり、子供が出てきちゃうのも今のアニメだったらやらないよね。
そもそもけいおん然り、男が出たらダメな風潮あるし。
きもちわるいと思うけどな。
まどマギは正直地震起こらなかったら然程有名にはならなかったアニメのような気がするから地震に助けられたんだろうね。
数年で忘れ去られる魔法少女アニメよりも25周年経っても未だにファンがグッズ買ってくれるアニメを比較するのは無意味で酷だとは思うのだけれど。
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