「チミのデキのいいオツムなら一生賭けてもシェリィドラッグは理解出来ん」
正規非正規問題は労働者に対立煽りを仕掛けることによって責任逃れをしているなと常々思っています。なにが自己責任なんでしょう。生まれた時代と育った環境が良かっただけで自己責任論を押し付けられた側はどうすればいいんでしょう。労働者のくせに経営者目線で非正規は自己責任だと追い詰める方々は、その高尚な正規という立場において自分の努力を認めないと、運だと判明すればプライドが折れるんでしょう。
今回新型コロナウィルスの休業補償についても子持ち限定という発表がありました。詳細は不明ですし保障は企業に支払われるので実際に受け取れるかどうかはわかりません。
確かに子供を育てている方がたは突然のお子様の休校に四苦八苦しているのでしょうが、考えてみると妙な話です。彼らは子供が夏休みのときなどはどうやって暮らしていたのでしょうか。また子ども手当なども一律無視した休業手当は何なんでしょう。
大変なのはわかります。
ですが小学生にもなって留守番ができない、料理ができないというのは今後の教育方針を見直したほうがいいと思うんですが。これは大声でいえないことですね。
子持ちは普段から仕事を休みます。子供が風邪を引いたとか学校に呼ばれたとかですぐに早退します。残るは独身子無しです。仕事のしわ寄せは確実に残った人に回ってきます。子持ちが休んでも仕事は減らないし人員は増員されません。残業まみれで体力は落ちまくりです。そして休めば保障などないので無休です。やってられねえです。
企業の面接では未だに家族構成や子持ちかなどと聞かれ、ある程度の年齢があるのに子供の居ない女は事故物件のような扱いをされます。実家済みなら尚更です。わたしの話をすれば、確かに独身子無しですが、抗がん剤治療中の要介護の父が居ますので独身貴族とは言い難い。子供はいないけれど誰も養ったり配慮しなくていいわけではないのです。未だに蔓延る悪臭は今回休業補償という名の独身税となって襲いかかってきました。わたしはこれを肯定的には捉えられません。
極端な話をしてしまえば、働いている人は税金を収めてますので子持ち子無しに関わらず保障はしてほしいと思います。子無しだからコロナにかからないわけでもないですし感染拡大させないわけでもない。休めば保障が出る人間と出ない人間の差が養う人がいるからだとすれば、高齢者の面倒を見て介護をしている人も含まれるはずですよね。基準が曖昧です。贅沢を言えばベーシックインカムを一時的に導入するのが手っ取り早い気もしますが無理でしょうね。
まあでもフリーランスへの休業補償はあんまりにも短絡的で笑えましたよ。最低賃金算出然り。そもそも一律にしたら文句が出ることは分かっているのですからどうしようもないことなんですよ。どうしようもないことを声の大きい順に叶えようとすれば歪が出て、その歪が政権批判になるのはある意味マッチポンプみたいなものだと思っています。
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