「チミのデキのいいオツムなら一生賭けてもシェリィドラッグは理解出来ん」
結局のところわたしは宗教とか虐待とかいじめの話は自分が死ぬ手前で喋りたいと思っているんだけれど、たぶん聞いてくれる人がいないだろうし遺言とか残してもとんでもねえ長さになりそうで、それでいて恐らくはまたいつものように誰にも取り沙汰されずに消えてゆくのねと思うと生きているうちに喋ってしまったほうがいいのかもしれない。
どれくらい自分の中で消化できているかと問われるとまだ未消化なんだよね。
でもたぶんこれは一生物なんだろうと思う。
めちゃくちゃタブーだろうけれどなんとなくは知られているのは、宗教二世って旨味があるのね。これは二世に限った話じゃないんだけれど、宗教にいると旨味があるのね。何が旨いって、衣食住が確保されていること。特に職。どんなにグズでのろまで社会常識がなくても職が保証されるのね、これすごいこと。大抵宗教にドはまりするのは底なしのお人好しかただの馬鹿なので、この職が提供される、しかもフルタイムではないっていうのはすごいこと。なんでフルタイムじゃないかは説明すると長くなるから省略。でも生きていけるには十分の職にありつける、ハロワでは出て来ないコネ系求人。
二世っていうのは社会的防御力がゼロのまま温室で育てられるのでそのまま社会で一般就職とかまず耐えられない。だから賢い二世は宗教に準じてるふりをして職を受け取って内心唾でも吐いてるんじゃないかな。これは想像だけれど。順当に二世辞めて就職しましょとか考えたらもう生活保護コースしか待ってない。だって社会的防御力がないから、無菌室で育てられてきたから、身を守るものの存在を知らない、知識もない、経験値もない。なべのふたすらないサバイバル、おまけに生き残らなきゃいけないという意思もなければ生き残らなきゃいけないという意味も知らない、そういうレベル。ふつうの人が長年無意識に積み重ねてきたものが何もない。
当たり前に得る知識って当たり前に生きていない人にはすごく羨ましい。
わたしもふつうの家庭に生まれたかった。
現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。