SHELLY DRUG is glorious．

鬱になった人なら分かると思うんだけど、うつって気分が落ち込むとかどうのこうのよりも自分を覆う大きな幕みたいなベールみたいな鬱蒼としたなんていうか、こうどでかい塊みたいなのに全方位囲まれて視界も何も狭まって、視野も思考もぼんやり霞がかった風になるのね。うまく言えないわ。

絵を描くとか創作行為全般に言えることなんだけどインプットとアウトプットがあって、どちらかの比率が高くてもいけない。寧ろインプットはマシマシで居ようね、いつも満たされてようね、資料はあるだけいいからね。という前提があって、アウトプットばかりしてるとガス欠になりやすいし、インプットの時期みたいなのを作ったほうがいいときもある。
だからそういうのでお外を歩いたり知らないところに行ったりするのは気分転換で大事なんですよってみんな言うけどわたし引きこもりじゃけ。

好きに対するアンテナみたいなのがあって、それがインプットの要なんだろうけど、要は刺さる、とかピンとくるとか、トキメクとか、まあなんでもいいんすけど、興味が惹かれて魂揺さぶられて脳みそ殴られるみたいなのを常に最新の気持ちで経験しておくのがインプットだとして、これがうつ状態だと相当にぶるんだなあとつくづく感じている。
アンテナ自体の精度も悪くなるし、然程ときめかなくなる。
するとインプットがされないのでアウトプットもされないという悪循環に陥る。でもそれを打開する方法がない。なぜなら自分を覆うベールがあまりにも厚くて重くて視界も聴覚も思考も奪ってしまっているから。
ついでに抗うつ剤を飲むと感情が死ぬ。

休息したところで治るもんじゃなし、今日は単にサボりなんだけど、最近トルクが回らんなあと感じてる。サボりの口実ですかね、でも実際割とそう。ガス欠からむりくりエンジン回してるのでいつかボロボロになるのは分かってるんですけどね。

でもうつ状態ベールは外部からの衝撃を守ってくれるわけでもなし、内部からの衝撃は何十倍にもするし、あれってほんとに一体何なんでしょうね。でもベールとかヴェールとかそういう言い方をすると伝わることがあるってことはそういう共通認識でいいんでしょうね、ふしぎなもんです。