SHELLY DRUG is glorious．

帰りの電車でボーッとしてたら降りる駅を過ぎてた。
電車の窓を過ぎる景色が懐かしいものだと知り、ああやってしまったかもなあという確信を持った頃には次の駅のアナウンスが流れた。少し躓きながら駅の反対方面へと歩いた。悲しい、というより、なんだか気が抜けたようで、いや悲しくなる必要はないなと勝手に思う。

思い当たるフシはある。
生理があったこと、台風が近づいたこと。毎週月曜か火曜に雨が降ること、週五で働くこと。労働時間6時間のうち1時間休憩が取れなくて7時間労働になること、加えて前後に一時間ずつ、合計2時間の通勤時間があり、その間トイレに行けなかったりするので結局九時間ノートイレノー休憩で気が張り詰めていること。

疲労はあとからやってくる。
筋肉痛なんかとおんなじだ。
疲れるのにも慣れがいる。がんばるのにも慣れがいるし、力の加減で疲れ方は変わってくる。毎週結構ダメだけど、今週は特にダメだね。靴を変えたのも関係しているのかもしれないね、足は心臓だからね。
だめだと思うと余計にだめになるから大体いつも笑って踊っているんだけど今週はそんな事も言えないくらいまあとにかくすごくとんでもなく疲れているんだよね。割と来月が本番なんだけれどさ、まあ、きついよ。

学生時代を少しだけ思い出した。あの時も急に疲れが来たんだよね。夏にどっと疲れて、もう後にも先にも進めなくなった。あのときは、うん、まあ、しかたがなかった。わたしはあれを仕方がなかったと形容するしか無い。肯定も否定もなく、ただ、ただ、しかたがなかったんだよと、慰めるわけでもなく蹴り飛ばすわけでもなく、笑い飛ばすわけでも同情を誘うこともせず、あれはそうです、しかたのないことだったのですと言う他にない。
だって仕方がなかった、どうしようもなかった、どうしようもならなかったんだよ、それだけなんだ、それだけだったんだよ。