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SHELLY DRUG is glorious.

「チミのデキのいいオツムなら一生賭けてもシェリィドラッグは理解出来ん」

他人より敏感だから色んな事に気付いてしまう。目は悪いよ。でもその分他の器官が色々と過敏でね、音とかにおいとか、直ぐに異常事態だって思ってしまうから混乱するんだよ。小さな癖でもイチハラにはとても大きな仕草に見えて、不快に思ってしまう。それを今迄口にはしなかったけど、言葉を忘れるのが怖くなったから言う様に成った。口煩いと思われても言葉を失うよりはマシだと思えた。けれど当然そんな事は注意されるのは目に見えていたから、口喧しい、煩いと言われ、「おまえひとりでは何も出来ない。何かをする為に一緒に居る」、みたいな事を言われちゃってね、なにそれ、って感じですよ、もうさ。

学校のクラス分けもそうなんだけど、ああいうのって他人同士勝手に振り分けられただけじゃない。満員の通勤電車みたいなものだと思うよ。それで「仲良くしなさい」、だなんて無理に決まってる。偶然一緒に成った人達と如何して親睦しなきゃいけないのかな。
良く馬鹿みたいな小説には「あんたに生んでほしいって頼んだ覚えはない」、みたいな事を書いてあるけどイチハラもかなりお馬鹿さんだからそう感じた事はありますよ。こういう性格に成っちゃったのは過程かも知れないけど、生まれたのは偶然でしょう。
もしイチハラがひとりで何でも出来たら家出てますよ、って言いたいだけなんだけど。

イチハラの青春時代は当然の如く激動していたり、一寸可笑しな事に虐げられていたりばっかりだったので、そうやって目まぐるしく時が変化していないと生きている心地がしないらしい。此処二年、生きている心地がした試しが無い。もしかしたら目に見えてないだけで死んでいるのかも知れない。二千八年、未だ生きていない気がするのに。

T君から連絡が来ない、と毎回毎回書いている気がする。そう言えば君と花火をしなくなってから生きている心地がしなくなったと言うか、夏と言う時期を認識する事が無くなった。昔T君に「花火をやると夏が終わる気がする」、と言われたのを思い出して、イチハラは花火をしていないと夏が来た気も終わる気もしていないんだなあと切なくなった。季節を分けるのは気温でも無くて他人との交流なのかなって思って凄く悲しくなった。
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