SHELLY DRUG is glorious．

どこもかしこも金木犀の臭いで充満し、一歩外に出れば金木犀の洗礼を受ける今日この頃。花粉症よりもひどい倦怠感に襲われ、わたしは金木犀をひどく恨んでいるのです。

というか昔は金木犀は近所の家にしかなかったのですが、近頃は駅前やら公園やらさまざまなところに金木犀が植えられ、この時期になると一斉にその臭いを散布しはじめるのですが、もうわたしにとってはただの有害な毒物でしかなく、頭はふらふらして風邪みたくだらりんと過ごす羽目になるのです。

金木犀の臭いが好きとか仰る方も多いのですが、こうやって体調崩すくらい苦手な人の事も少しは思い出してください。ああ、くっせえ。

そういえば昨晩わたしの部屋にGが出ました。もうとっくに夏は終わったというのに、よりにもよって清潔感をかなり保っているわたしの部屋に、しかも頭痛薬を取りに電気をつけた瞬間スイッチの上部にいたものですから叫び声も止まります。ヒッ、てなもんです。壁紙には殺虫剤を撒けないので部屋の隅に追いやり、最後はわしづかみにした後確かに握りつぶしました。Gの子だったので百匹いるのでしょうか、気が遠くなります。無論眠れませんでした。