「チミのデキのいいオツムなら一生賭けてもシェリィドラッグは理解出来ん」
時給制で働いている以上、時間が売り物。サビ残はもってのほか。
お局派遣社員に出会いました。
彼女は仕事が出来るわけでも有能なわけでもありません。派遣先にとっても派遣元にとっても都合のいい人材なのです。派遣元は文句を言わずに黙ってマージンを仕入れられる人材が好きなのです。要するにそういう人です。ここでしか生きられない(派遣できない)人なのです。
派遣社員をしていて気付いたことがあります。
電話はたくさんあります。電話の出方もたくさんあります。保留の仕方も転送の仕方も電話によって違います。これを教えてくれるかで程度が知れます。教えていただけるところは一から十まで教えてくれますが、教えないところは全く教えません。電話が出られるのが当たり前なのです。初めて見た電話の機種を一発で出られるのが常識なわけです。こちらはいろいろな場所に派遣されてますからいろいろなタイプの電話があることを知っていますから逆に出られません。
狭い派遣先でしか生きられないお局派遣社員は出張ります。
意気込んで新人教育とかします。でも他の派遣より圧倒的に要領が悪いんです。
だって場数がちがいますからね。精々威張れるのは場数の少ない派遣社員相手です。
(彼女みたいなのは本能的に相手の場数を計れるみたいなのよ)
(否、派遣はまあ、分かるかなあ)
派遣先はお局派遣社員が出張ることにはノータッチです。
何か問題が起きたら全部派遣の所為にできますからね。
それを信頼と勘違いしているお局さんのピエロたるや愉快です。
本日サビ残があったわけですが、それをサビ残にしたのははっきり言ってお局派遣さんの指示ですから、わたしは彼女を許しません。強制的に人の労働時間を拘束したわけなので時給を払っていただきたいんです、相手は派遣先でも派遣元でも、べつにお局派遣さんのポケットマネーでもいいんですよ。わたしの時間は売り物です。
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