「チミのデキのいいオツムなら一生賭けてもシェリィドラッグは理解出来ん」
考える余地を与えてはいけない
悩む暇を与えてはいけない
付け入る隙を
きっとわたしは今理性がぷつん、と切れてしまえば、町中を奇声を上げながら駆けずり回るのでしょう。涎や涙をだらしなく垂れ流しながら吐瀉物をまきちらすのでしょう。それはまるで大衆の求めている気の違った方のテンプレみたいなものなのでしょうから、わたしは大して別に、期待に応えようなんて思わないのですけれど。
耳をふさぐのです
喧しい音楽がいいのです
煩くて、煩わしくて、大事なこともなにも浮かびません
自覚してはいけない感情があるのです。自覚してはいけないのか、自覚するのが怖いのか、自覚した時点で認めてしまうのが何より恐ろしくておぞましいのか、良くは分かりませんが、わたしはそれを自覚しないことで保っているのです。なにをでしょうか、自我をでしょうか。認めなければ否定も出来ませんから、否定が出来なければ認めることも出来ませんから、のらりくらりと鈍くすることでなんとかかんとか立っていられるのでしょう。
周りに分かりやすいように気が狂ってしまったほうが、ずっと楽だ。
現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。